身の回りのさまざまなモノがデジタルに置き換わって便利な時代ですが、いまだに仕事で重宝するのがメモ帳です。
僕の場合、最近ではスケジュール管理はGoogleカレンダーで完結させていますし、ちょっとした情報の整理ですらスマホやPCでおこなっています。
けれど、突然やってくるメモしなくちゃ!というタイミングに遭遇したとき、スマホを取り出してメモアプリを立ち上げて・・・、というのはもたもたとしてしまうので、いつもメモ帳をポケットにひそませています。
そのメモ帳とは、RHODIA(ロディア)の「ブロックロディア」です。ここ数年で日本でもかなり普及しているので、近所の文房具屋さんやロフトなどで見かけたことがある人も多いと思います。
ただメモをするだけであればいらなくなったノートや安価な手帳を使っている人も多いかもしれませんが、「ブロックロディア」はおしゃれな見た目のほかに便利な側面も持ち合わせています。
そんなわけで今回は「ブロックロディア」のレビューと僕なりの使い方を紹介します。
状況に合わせて選べるサイズ展開
僕が普段使っているのは「No.11」という胸ポケットにすっぽり収まるサイズなのですが、「ブロックロディア」は全部で10種類以上のサイズ展開があります。
僕のようにいつもポケットに入れておく使い方のほかに、卓上用として常に机の上に置いておくのであればもう少し大きいサイズでもいいでしょう。
もう少しコンパクトにしたいのであれば小さいサイズ、細長いものから正方形まで色々とあります。同じメモ帳のデザインでここまでサイズ展開をしているところもRHODIAの本気度がうかがえます。
僕たちがメモ帳を使う様々なシーンに合わせた大きさがあるというのは、さすが世界87ヵ国で愛用されているだけあるな、という感じです。
これだけサイズ展開があると迷ってしまいそうですが、一般的にメモ帳としてイメージする大きさは「No.11」であり、あとで紹介するカバーとの相性もあるので、まずは「No.11」をおすすめしておきます。
切り離しやすいマイクロカット加工
僕はこの「ブロックロディア」を1枚書き終わったら切り離してという使い方をしているので、使い終わることにはすべてのページを切り離すことになります。
勝手なイメージかもしれないですが、この切り離して破っていくのってうまくいかないことが多いと思ってるんですね。日めくりのカレンダーとか、ノートを1枚切り離すときとか。
うまく破ることができなかったとしてもなんとなく見た目もスッキリしなくて、最悪の場合は文字を書いているところまで大きく敗れてしまったり。
「ブロックロディア」はそういったストレスが皆無です。もはや切り離すときの快感まである。決して破れやすいということもないので品質の高さを感じます。
やっぱり方眼紙
メモ帳やノートで一番ポピュラーなのは罫線かと思いますが、僕は方眼が好きです。使い方が限定されない適度な自由度と、行間や字幅などが揃えやすいのが良いところです。
書いている字がそんなにきれいじゃなくても、書き出しがそろっていたりするとすっきりして見えるのもいいですね。
「ブロックロディア」は罫線のものもあるのですが、メインは5×5mmの方眼タイプになります。
方眼の色は少し濃い
「ブロックロディア」で調整してほしいところをあげるとすれば、方眼の色です。
紫色の方眼になっているのですが、人によっては少し色が濃いと感じるかもしれません。文字や図が書きづらくなるほど濃いわけではないですが、ぱっと見の視認性に少し影響するかもしれません。
そんな人には、RHODIAのメモパッドには「BLOC RHODIA WHITE」や「dotPad」といったラインナップをおすすめします。
「BLOC RHODIA WHITE」は方眼の罫線もグレーになっていて鉛筆などでも使いやすいでしょう。また、「dotPad」という罫線がドットになっているシリーズも発売されています。こちらも5mm間隔でドットがプリントされているので書きやすさはバッチリ。
インクの裏抜け具合
僕は普段から万年筆をよく使うので、インクの裏抜け具合も確かめてみました。評判の良いノートとかでも、インクの裏抜けが激しくて全く使えなかったこともあるので要チェック。
結果は大丈夫でした。
うっすら認識できる程度ですが、これぐらいであれば普通に裏にも書き込めるでしょう。とはいっても、僕は表だけメモに使って切り離すので、裏はあまり使わないですが・・・。
ちなみに今回インクの裏抜けに使ったのは、PILOTの「iroshizuku<色彩雫>」の「tsuki-yo【月夜】」です。紙によって色のグラデーションが楽しめるのでお気に入りのインク。
メモカバーで耐久性と機能性UP
もうひとつ「ブロックロディア」で触れておきたいところが、アクセサリーの豊富さです。RHODIAのメモパッドには本革や合皮、ナイロンといった素材でカバーやケースが販売されています。RHODIAのロゴがさりげなく表面に印字されていてかっこいい。
こういったカバーを付けておけば無造作にカバンのなかに入れておいても勝手に開いてぐちゃぐちゃになってしまうこともありません。またカバーにポケットがついているものも多く、切り離したメモを入れておくこともできるので機能性も良い。
純正のカバー以外にもサードパーティ製のカバーも結構あるので、好みの見た目にカスタマイズすることができます。ちなみに僕がいまつけているカバーはSIMMONS(シモンズ)の展示会でもらったカバーです(笑)
RHODIA(ロディア)とは
ロディアを生んだ会社は、フランス第二の都市リヨンに、代々、紙を扱う商家ヴェリヤック家の長男アンリにより1932年に創設されました。設立まもなく、弟のロベールも経営に参加したといいます。当社の社名は、「ヴェリヤック兄弟社」。そして、1934年にヴェリヤック兄弟社がメモパッドを含む製品の名称として<RHODIA>を誕生させました。このブランド名は、フランス四代河川のひとつ、リヨンを流れるローヌ川(RHONE)に由来しています。今ではすっかりおなじみの二本のツリーを模したマークは、紙の原料「木」であると同時に、アンリとロベールの二人の兄弟の絆を象徴するものです。
引用元:RHODIA公式サイト
インフォメーション
品名 | BLOC RHODIA(ブロックロディア) |
ブランド | RHODIA(ロディア) |
材質 | 上質紙 |
罫線の種類 | 方眼(5×5mm) |
公式サイト | https://www.bloc-rhodia.jp/#memo |
世界87カ国以上で愛用されるブロックロディアシリーズ。 紙はベラム紙80gを採用し、軽量で持ち運びやすいだけでなく、筆記具を選ばないスムースな書き味。 印刷された淡いパープルの罫線は目に優しく快適な筆記をサポートします。 独自の撥水加工による丈夫な表紙と、豊富なサイズバリエーションが特徴です。
まとめ
さて、今回は安くて機能的な「ブロックロディア」をご紹介しました。
僕の使い方は、とりあえず記憶しておきたいことを「ブロックロディア」に書いておき、あとで必要そうな情報は、別のノートにまとめて書き写しています。なので、「ブロックロディア」に書いたものは数日でどんどん捨てていきます。
こういう使い方をできるのも「ブロックロディア」が安価で手に入りやすいからですね。ぜひ普段の色々なシーンで取り入れてみてください。